どうもアドバイスおじさんです

lady-joker.hatenadiary.jp

lady_joker さんのこのblogを読んでぐささぁーって来たので懺悔。

後輩のエンジニアの子と相互フォローしてたりするんだけども
その子が趣味のコード/プロダクトとかを作ったりしたのをtweetするんだよね。

で、やっぱ悪手と思える手法をとってたりすると思わず言っちゃう。
リプライ飛ばしちゃう。
「その手法よりこの手法の方がいいんじゃない」とか。

もちろん10年ぐらいプロとして仕事してきてるわけなのでそれほど外したことは言ってはいないと思うんだけども
たとえそうだったとしても

その過程でもし助言が必要ならば、それを誰に求めるかを決める主導権は100%クリエイターの側にある。

アドバイスおじさんに花束を - lady_jokerのはてなブログ

この部分は本当にそのとおりで、
もちろん仕事上ではプロダクトクオリティに直結するので問題があればアドバイスするのは当たり前なのだけれども
趣味のプロダクトへのアドバイスは気をつけるべきだったなぁと反省。
特に知り合いなわけだから、本当に困ってて僕を信用してるのであれば彼の方から聞いてくるわけだしね。

ところで、lady_jokerさんはアドバイスおじさんの行動原理を

アドバイスおじさんの動機は善意ですらなく、ただの支配欲か承認欲求である。

アドバイスおじさんに花束を - lady_jokerのはてなブログ

と想定してるんだけどもそうとも限らないんじゃないかなと思う。(もちろんそう言う人もいるだろうけど)
というか僕の場合はちょっと違うんです。
「正しさ/正解」の虜なんです。いや、細かくいえば「自分が正解だと思う物」の虜なんですよ。
「なんか違うな、間違ってるな」って見えるモノを指摘してしまう。
相手がどうでもいい人間だった場合は何も言わないんだけども大切な人間であると言ってしまう。

結構この正しさの虜というのは厄介で、間違ったこと言ってないんだから、あなたのためなんだからにつながってしまう。
短期的に見れば確かに失敗によって時間の無駄遣いを防げるのでよいことではあるんだけど
長期的にみると失敗を踏んでそこからリカバリをするという重要な経験を奪ってるんだよね。

仕事で扱うシステムが大きくなって金を産むようになってそこで失敗が許されなくなってきてるからこそ
趣味で色々試してる子から失敗という経験を奪うのは想像以上に残酷なんですよね。

lady_joker さんの記事を読んでウッて反省すると同時に
これが刺さるということは「正しさ」への執着を捨てて若い子の失敗を見守るフェーズにはいったんだなぁと
おじさんになったんだなぁと思わず blog を数年ぶりに書いてしまった。

はぁ。